/ Stereo Graphica / blog

Connect

2019-09-24 00:21:44

自分の作品について言葉にして残すのはあんまりなあ、という気がするのだけど、言葉にして振り返ったり計画を立てることをしてこなかったから今になって困っているのだろう、という部分もあるし。

Stereo Graphicaの1枚目である “Connect” について振り返ってみたいと思う。

制作環境

当時高校2〜3年生。金もなく、物もなく、時間だけはたっぷりあるという状態だった。

ほぼ全ての楽曲は実家の居間にあった富士通FMVデスクパワーで制作された。メモリは 512MB 、CPU は Pentium4 、オーディオインターフェイスは E-MU 0202USB 、MIDI キーボードはシンセサイザーフェスタの懸賞で当てたMidAir だった。あまりにもひどい、ということで途中でメモリは 1GB に増設した。「おうちのパソコン」だったため、当然自室での作業は許されず、家族が居間でテレビを見ている中で曲を作っていた。

当時使用していたソフトウェアは Propellerhead Reason4 だった。当時は DAW というものがなんもわからず、 VSTi を鳴らすためになぜ MIDI トラックとオーディオトラックの両方を作成するのかも理解できなかった。 BUS という言葉の意味もわからない人間にとって Reason は大変わかりやすい。なにせトラック=インストゥルメントなのだから余計なことを考えなくても音が出る。ミキサーウィンドウのルーティングと格闘しなくてもドラッグでミキサーを結線してやれば音が出た。このアルバムの大半が Reason で作成されることになる。

当時の Reason は DAW ではない。そのためオーディオトラックがない。ということはフリーズ機能もない。したがって、一通り打ち込んだものを再生するということは全てのトラックを生演奏するということであり、非力な PC では再生すらままならなかった。通しで聴きたい場合は一旦2ミックスをレンダリングして聴いた。

高校3年生のコミケ直前にようやくバイト代が貯まり、PCを新調した。ついでに Ableton Live も導入した。打ち込んだトラックが生で聴けるのに感動し、MIDI クリップの端を引っ張るだけでループが作れるので感動して泣いた。最終的には全てのトラックを Rewire 経由で Ableton のプロジェクトに落としてミックスした。プラグインが使える感動よ。

制作環境について振り返るだけで結構な長さになったので続きはまた…。